いつもブログをご覧いただき、有難うございます。

本日はタイトルの通り、屋根の葺き替え詐欺についてのお話しです。

先日、お引渡しから2年を経過したお客さまより、

大至急屋根を見て欲しいとのご依頼がございました。

どうしたんだろう・・・と思いお話をお聞かせ頂くと、

近隣で屋根の工事をしている業者が来て、

自宅の屋根がかなり傷んでいて雨漏りしていると言われたとの事でした。

築2年で・・・海も近くないのに?????

頭の中は『?』でいっぱいでしたが、『詐欺だな。』と

すぐに分かりました。

急いでその業者の担当者名、連絡先、写真の撮影を依頼し、

所有者さんにご協力を頂きました。

その中でも不審なのが、

○縁もゆかりも無い横浜の業者さんである事

○屋根のトタンが~といういかにも若者の口調。ビジネス会話ではありません。

○そもそもスレート屋根なのでトタンは使用していない事

○頂いた事務所の電話番号をネット検索してもヒットしない事

○実際に担当者と会話をしたところ、しどろもどろな説明でしかない事

○保証の関係もございますので、今後は御社(不審な業者)ではなく、

弊社で引き継ぎますので、何もしないで頂きたいとお伝えしたところ態度が急変した事。

などなど・・・上げればキリが無いのですが、

いきなり知らない業者が家に来て、

『雨漏りしていますよ!』と言われてしまうと、

焦ってしまいますよね。落ち着いて冷静に考えると

矛盾点ばかりなのですが、お施主様はその矛盾点を見つけにくいのもあるかと思います。

こうした不審業者さんの手口は、

○心配なので見せて下さいと伝えて屋根に昇り、屋根を故意に破損させる。

○去年の台風で壊れてしまったんですね。と伝えて自然災害を装う。

○火災保険で修理費用を支払わせようとする。

と言うのが一般的なようです。実際にあった事例として、

修理費用300万円、実際に受け取れた保険金は30万円というのもあったそうです。

不審業者に屋根を壊されてしまった後に弊社にご連絡を頂きましても、

当然弊社としては明らかな破壊行為による『毀損』を

『自然災害』として保険会社さんへ報告する事は出来ません。

壊された屋根の修理費は実費となってしまいます。

また前述したように、屋根の補修は保証の絡みもございます。

決して飛び込みの不審業者に依頼するのではなく、

必ず弊社へ一本ご連絡下さい。

本当に壊れているのか、壊れているのならその傷は

新しい物なのか、古い物なのか、弊社の施工不良なのか、

使用方法の問題なのか・・・確認する事は沢山あります。

ご購入いただいたご自宅の心配事や増改築のご相談は

まずは担当営業へお声掛けください。

くれぐれもご注意くださいm(__)mdsc_3550