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2017.12.04
カテゴリー

平井智展 陶片・追憶

会期:2018年1月6日(土)~2月20日(火)
会場:LIXILギャラリー

「陶片」 1998~2016年
1piece H25 × W25 × D17cm

LIXILギャラリーでは2018年1月6日 (土)~2月20日(火)の期間、平井智展「陶片・追憶」を開催します。
平井智氏は1972年からイタリアに在住し、ファエンツァ国際陶芸展にて入賞を重ね、イタリア各地の美術館の企画展やグループ展に招かれて発表を続けています。
平井氏はまた、モザイクタイルで装飾した公園やモニュメントなどの公共建築のデザイン、イタリア現代陶芸の巨匠カルロ・ザウリの展覧会アドバイザーなど、イタリアと日本を文化的に繋ぐ活動もされてきました。
こうした平井氏の複層的で大きな世界をイメージし、今展では氏の数ある造形作品シリーズの中から1990年代より制作されている「マジョリカ陶片」に想を得た「陶片」によるインスタレーションを中心に展示します。

「陶片」 2016年
H20 × W19 × D17cm

│開催概要│

平井智展 「陶片・追憶」

会 期
2018年1月6日(土)~2月20日(火)
★アーティスト・トーク
日時:2018年1月12日(金)18:00~18:30
休館日
水曜日
開館時間
10:00~18:00
企 画
株式会社LIXIL
会 場
LIXILギャラリー
観覧料
無料
会場写真
http://www1.lixil.co.jp/gallery/

│展覧会の見どころ│

「陶片・追憶 No3」
2011~2017年
H60×W80×D18cm

平井智氏が陶芸を志したのは、教育系大学で油画を専攻しながらも、特に「マジョリカの土の柔らかく温かな質感に惚れた」ことによります。「マジョリカ陶」は、イタリアにて14世紀以来発達した、赤茶色の素地に白土を化粧掛けし、その上に鮮やかな顔料で模様を絵付けした低火度焼成による色絵陶器です。その名称はイスラム圏との貿易の中継点であったスペインの「マイヨリカ島」(イタリア語) に由来します。
平井氏はオブジェから器まで幅広い作品を制作していますが、今展では1990年代より制作されている「マジョリカ陶片」に想を得た「陶片」を展示します。
「陶片」は、「マジョリカ陶」を割って再構成したらという想定のもとに生まれました。大きな陶板に白土で化粧掛けし、その後一部にカット線を入れて割り、素地焼成後、再び一体化して絵付焼成をします。地中海に降り注ぐ陽の光と透明な空気、いにしえの東インド会社の帆船、東洋磁器への憧れといったイメージまでもが追憶されるモニュメントのように力強い作品です。
今展では、赤茶色の素地の内面に白土を化粧掛けした器21点(表紙写真)と大小の陶片20数枚による壁面作品を組み合わせたインスタレーション(高さ220cm)を展示します。また、古陶片のマジョリカを拡大したマジョリカの立体作品(写真左)なども含めた合計3点を展示する予定です。

│作者略歴│

平井智(HIRAI Tomo)

1947
兵庫県尼崎市に生まれる
1970
大阪教育大学中等課程美術学科卒業
1971
京都市立工業試験所陶磁器研究所卒業
1972~74
ローマのニーノ・カルーソ氏のアトリエ助手、建築陶芸を学ぶ
1972
第1回バッサノ国際陶芸シンポジウム招待参加(イタリア)
1973~83
ファエンツァ国際現代陶芸コンペ出展(イタリア)
1974~76
国立ファエンツァ陶芸美術学校専攻科にて、ザウリ氏、レオーニ氏にデザイン、造形等を学ぶ。イタリア政府給費留学生として、引き続き在籍する
1978
グロッタリア国際陶芸展 銅賞(イタリア)
1979
ファエンツァ国際現代陶芸コンペ 金賞(イタリア)、国際陶芸アカデミー会員
1981
ファエンツァ市にて制作活動に入る
1981~86
“新しい陶芸”グループ参加、イタリア各地で巡回展開催、後日本巡回
1982
ファエンツァ国際現代陶芸展コンペ 銀賞(イタリア)
1983
アスティ国際ビエンナーレ展 銀賞(イタリア)、
個展(サン・ヴィターレギャラリー/ボローニャ)
1985
個展(ピッラギャラリー/トリノ)
(スタジオ・リペット/アレッサンドリア、イタリア)
1986
ピエトロ スル マーレ国際陶芸展グランプリ(ナポリ、イタリア)
個展 (西武つかしん/尼崎)、(ギャラリーマロニエ/京都)
1987~9
多摩ニュータウンの環境造形演出を行う
1988,90,93
個展(渋谷西武ギャラリー/東京)
1991
Abitare con Arte,Milano銀賞(イタリア)
1992
Ceramic’92 西武つかしん(尼崎)
1992~93
現代イタリア陶芸展(有田町、信楽町、土岐市)
1995~96
アーティスト レジデンス(陶芸の森/滋賀)
1996
個展(青山グリーンギャラリー/東京)
1998
Ceramichevolmente展(伊丹市立クラフトセンター/兵庫)
1999
Dialogues展 ニーノ・カルーソと二人展(日本文化会館/ローマ)
2001~02
個展(玉川髙島屋/東京)、(陶貴庵/埼玉)、(ギャラリー堂島/大阪)
2004
アーティスト レジデンス(瀬戸)
2005
アーティスト レジデンス展EXPO 2005 愛知(瀬戸)
個展(ファエンツァ市民ギャラリー、ボローニャ市立考古学博物館/イタリア)
2007
個展(Niアートギャラリー/ラヴェンナ、イタリア)、(山木画廊/大阪)
2008
“イタリアの風”2人展(イタリア文化会館/東京)
2010
ファエンツァ国際現代陶芸展日本人受賞作家展
(イタリア文化会館/東京、ギャラリーヴォイス/多治見)
個展 (YAMAKIギャラリー/釜山、韓国)
2011
個展 (さん太ギャラリー/岡山)、(シエナ銀行/ファエンツァ、イタリア)
2012
個展 (岡山天満屋ギャラリー/岡山)
2013
個展 (瀬戸内市立美術館ギャラリー/岡山)
2014
個展 (JR大阪駅三越伊勢丹/大阪)、(はしまやギャラリー/倉敷)、
(山ノ上ギャラリー/横浜)
2015
「FAENZA~ファエンツァ国際陶芸展受賞作家より~」展(関口美術館/東京)
個展 (ギャラリーおかりや/東京)、(はしまやギャラリー/倉敷)
2016
メイド・イン・ジャパン展(ファエンツァ国際陶芸美術館/イタリア)
2017
個展 (アンクル岩根ギャラリー/岡山)、(アトリエヒロ/大阪)

「陶片」 2016年
H20 × W19 × D17cm

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